「DeFi」という言葉、聞いたことはあるけどよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではDeFiについてわかりやすく解説しています。
この記事を読んでいるあなたは、Web3に興味を持たれている時点でリテラシーが高く勉強家だと思います。
ぜひこの記事の内容もご自身の資産運用に取り入れて活用してみてください(^^)
- Defiをわかりやすく解説
- Defiのメリット・デメリットを解説
- おすすめのDeFiサービスを紹介
- DeFiの始め方を解説
Defiを利用するなら仮想通貨のイーサリアムが必要になるので、まだお持ちでない方はコインチェックから口座開設しましょう。
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DeFi(ディファイ)とは
最近DeFiって言葉よく聞くけどなんだろう。
わかりやすく解説するよ!
Defiとは、「Decentralized Finance」の略称で、日本語でいうと「分散型金融」という意味の金融の実験的形態のひとつです。
基本的にイーサリアムのスマートチェーンをベースにした分散型のアプリケーションで、金融サービス・エコシステムなどのアプリケーションのことを指しています。
わかりやすく言うとインターネット上にある、銀行や取引所といった管理者のいない金融システムと捉えていいでしょう。
DeFiプラットフォームのシステムによって、利用者間で資金の貸借、様々な資産の値動きへの投資、暗号通貨の売買、リスクに備えての保険や、預金型の口座で利子を受け取るなどのことができる仕組みです。
中央管理者がいないので手数料が非常に安く利用できるといったメリットがあります。
イーサリアムのブロックチェーンを基盤とし管理者を必要としないため、高い利回りを実現しています。
高い収益性を狙うことができることから、近年注目を集めています。
実際に年利で約20%を狙うことができるなど、他の金融商品に比べても魅力的な収益性が提供されています。
2020年10月時点で、110億ドル以上の資金が様々な DeFi プロトコルに預託されており、その数字は同年中で10倍の伸び率を示しました。2021年1月時点で、約205億ドルが DeFi に投資されており注目を集めています。
DeFiの詳しい仕組み
DeFi は DApps(分散アプリケーション)と呼ばれる一連のアプリケーションを中核として、ブロックチェーンと呼ばれるデジタル台帳を用いてその金融機能を実現しています。
ブロックチェーンはビットコインで初めて利用されたが、その後はより広範囲に採用されてるようになりました。
DApps のトランザクションは、暗号通貨取引所のような中央集権的仲介者を介するのでなく、利用者間で直接行なわれるものであり、それはスマート・コントラクト・プログラムによって実現されています。
DApps はMetaMask のような Web3 対応のブラウザ拡張機能もしくはアプリケーションを通じて利用することができ、互いに接続し協働することで複雑な金融サービスを生み出しています。
例えば、ステーブルコインの所有者は資産を流動性プールに預けることができ、他の利用者は追加担保(通常は貸付金額以上の)を差し出すことでそのプールから借りることができます。
このプロトコルは、資産に対するその時々の需要に応じて自動的に利率を調整します。
「分散型」とは、中心となる取引所が無いことを指し、DeFi プロトコルのためのスマート・コントラクト・プログラムは、それ自体は開発者とプログラマのコミュニティによって作られたオープンソースのソフトウェアを用いて実行されています。
DeFi プロトコルの一つの例が Uniswap で、この分散型取引所 (DEX) はイーサリアム・ブロックチェーン上で実行され、イーサリアム・ブロックチェーン上に発行された何百という様々なデジタル・トークンの取引が可能。
Uniswap のアルゴリズムは、取引注文をさばくため中央集権的なマーケット・メーカー(値付業者)に依存するのではなく、流動性を高めた利用者へ取引手数料を与えることにより、トークンの流動性プールを形成するよう利用者にインセンティブを与えます。
開発チームは Uniswap 上で動作するソフトウェアを作るが、Uniswap のプラットフォームは根本的にその利用者たちが支配しているといえるでしょう。
何らかの中央集権的な集団が Uniswap を運営しているわけではないため、プラットフォームを使っている利用者の身分は誰も確認することができないため、Uniswap のようなプラットフォームの合法性をどの官庁が判断するかははっきりしないという問題もあります。
別な例として「フラッシュ・ローン」(瞬間的貸借)というものがあり、この任意の額の無担保貸借は単一ブロック内において分単位もしくは秒単位で完結する。
DeFi(ディファイ)のメリット
概要はわかったけど、それでどんなことができるの?
うん。自分の生活に活用できないと意味がないからね。
使い方やメリットを解説するよ!
ではDeFiを利用することにどんなメリットがあるのでしょうか。
高金利で運用ができる
購入した仮想通貨をDeFiで運用することで、値上がり時のリターンだけではなく預け入れている期間に利息をもらうことができます。
わかりやすくいうと、銀行にお金を預けて利息をもらうのと同じです。
そして利息は多いものだと年利20%以上の利回りで運用することができます。
銀行の金利とは比べものにならないリターンですね!(メガバンク年利0.002%)
中央管理者がいないので手数料が安い
中央管理者が不要になったことで、仲介業者へ支払う仲介手数料が発生しなくなり、手数料が安いというメリットがあります。
仮想通貨やDeFiは通貨の種類なども多いので、手数料が安いというのは大きなポイントになります。
透明性が高い
従来の金融サービスでは、運営が顧客データなどを管理するのが一般的でした。
しかしDeFiの場合、ブロックチェーン上で動いているシステムなのでソースコードが公開されているためどのように資産が移動したのか確認できます。
一度ブロックチェーンに刻まれたコントラクトは、他者が書き換えることができないので、このような透明性の高さから、たとえ中央管理者がいなくても不正などが起きるリスクが少ないと言えます。
DeFi(ディファイ)のデメリット
すごいおいしい話だけど、リスクはないの?
もちろんノーリスクというわけではないよ。
しっかり把握していこう!
さて上記では今後の展望など将来性がわかり大いに期待できたのではないでしょうか。
しかしデメリットもあります。
いくつかの DeFi アプリケーションは高利子を謳っているがその分リスクも高い側面があります。
運用中ロック期間がある
DeFiは仮想通貨を運用するシステムであり、仮想通貨の暴落にともなう変動損失リスクがあります。
運用中の仮想通貨の急落によって資産価値が損なわれる可能性があるため、DeFiの利用は余剰資金で行いましょう。
ガス代が高騰し手数料が増える
ブロックチェーンのプラットフォームは、中央管理者がいない代わりにガス代と言われるシステム利用料が発生します。
取引が活発になればなるほど、ガス代(手数料)も高騰する傾向にあります。
特にイーサリアム(ETH)は利用者増加に伴う処理速度の遅延、手数料の高騰が発生することがあるため、時期によって手数料負担が増える点をおさえておきましょう。
詐欺被害などのトラブル
DeFiは新興のサービスであり、先行者利益を狙える一方で詐欺行為も多発しています。
初心者を狙ったフィッシング詐欺や、資金をだまし取ることを目的としたプロジェクトも横行しており、利用の際は自分の資産を守る意識が必要です。
また、DeFiではサービスの利用中に起きたトラブルは自己責任となります。
中央管理者がいないので、カスタマーサポートような相談先も無く補償を受けるのが難しいため注意しましょう。
おすすめのDeFi(ディファイ)サービス
Compound(コンパウンド)
Compound(コンパウンド)は、分散型金融(DeFi)プラットフォームの一つです。
イーサリアムのブロックチェーン上に構築されており、仮想通貨を貸出または借り入れることができます。
Compoundのマーケットプレイスでは、ユーザーが貸出する資産に対して利子が生じ、借り入れた資産に対して利子が支払われる仕組みがあります。
また、取引量に応じてガバナンストークンの「COMP」を獲得できます。金利とCOMPトークンの価格差益が得られるため、効率よく仮想通貨を運用可能です。
Compoundは2020年のDeFiブームを主導したと言われる、DeFiの代表的なプラットフォームです。
Uniswap(ユニスワップ)
UniswapはDeFiの代表格とも言えるDEXの1つです。
イーサリアムブロックチェーン上に構築されており、様々な仮想通貨を取引できます。
Uniswapは、ビットフライヤーやバイナンスなどの中央集権的な暗号資産取引所とは対照的に、分散型のブロックチェーンネットワーク上でオープンソースソフトウェアとして提供されています。
分散型金融プロトコルであるUniswapは、UNIと呼ばれるガバナンストークン(議決権となる暗号資産)によって行われ、その後開発チームによって実装される仕組みがあります。
取引高が非常に多く、信頼性の高いDEXとして知られています。
GMX(ジーエムエックス)
GMXは、現物取引とレバレッジ取引を提供するDEX(分散型取引所)です。
GMXの特徴は「GLP」のというトークンが特徴で、ETH、WBTC、USDCなど複数の仮想通貨によって構成されているトークンとなっています。
わかりやすくいうと、外国株のインデックスファンドのような詰め合わせパックですね!
DeFi(ディファイ)の運用方法
DeFiのサービスがわかったところで運用方法を解説します。
運用方法にも色々な種類があるので自分にあったものを取り入れてみましょう(^^)
イールドファーミング
DeFiで仮想通貨を預け、流動性を提供することで利益を得ることを、イールドファーミング言います。
従来の金融機関のサービスに例えると、預金額に応じて受け取れる利息に似ていると言えるでしょう。
これまで仮想通貨上では、金融機関の利息のようなサービスがありませんでした。
しかし、DeFiの誕生によりイールドファーミングも誕生し、利息を受け取れるような仕組みが誕生したのです。
流動性マイニング
分散型取引所に特定の仮想通貨を貸し出し、独自トークンを得ることを意味します。
仮想通貨を貸し出してほしい分散型取引所は、独自トークンを付与することで流動性を確保しています。
こういった流れにより、流動性だけでなく取引の幅も確保できるのです。
なおDeFiが誕生したことで、流動性マイニング(DEX)の利用者も増えています。
流動性マイニングを活用すれば、取引所に仮想通貨を預けず当事者同士でやりとりすることも可能です。
ステーキング
仮想通貨取引所が指定した仮想通貨を一定期間保有することで、報酬がもらえる仕組みのことを意味します。
一定期間、仮想通貨を保有するということは、ブロックチェーンの生成に貢献するのと同じことです。
そのため、対価として報酬を得られるのです。
また、指定された仮想通貨を保有しておくだけで金利が発生するというメリットもあります。
このようなメリットがあることから、比較的リスクが少ないにもかかわらず利益を得られる運用方法として注目されています。
しかし、ステーキング中は資金の移動を自由にできない点や、その仮想通貨が高騰したら売れなくなる点などには注意が必要です。
レンディング
DeFiで仮想通貨を貸し出し、利息で利益を得ることを意味します。
仮想通貨取引所によっても異なりますが、ビットコインを貸し出せば年利1%から10%もの金利を得ることが可能です。
超低金利時代と呼ばれる現代においては、金融機関に預金を預けるよりもメリットが大きいでしょう。
ステーブルコイン
価格が変動しないコインのことを、意味します。
「Stable」には安定という意味がありますが、価格が激しく変動する仮想通貨を世の中に普及させる目的で考案されました。
DeFi(ディファイ)の始め方
さて、メリット・デメリットがわかったところでDeFiの始め方を解説します。
1.国内取引所で仮想通貨を購入する
まずは仮想通貨取引所で仮想通貨を購入する必要があります。
まだ仮想通貨取引所の口座をお持ちでない方は以下の国内取引口座がオススメです。
無料で解説できて初心者でも利用しやすく操作も分かりやすいので、これから始める方は是非利用しましょう(^^)
・Coincheck(コインチェック)
・bitFlyer(ビットフライヤー)
以下の記事でわかりやすく解説しているので参考にしてみてください!
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2.仮想通貨ウォレットを用意する
DeFiを利用するためには仮想通貨ウォレットとDeFiサービスを接続する必要があります。
ウォレットをお持ちでない方は、「MetaMask」がおすすめです。
「MetaMask」はとても人気があり、NFT売買プラットフォームである「OpenSea」にも接続し利用できますよ(^^)
ウォレットを用意できたら、国内取引所で購入した仮想通貨をご自分のウォレットに送金しましょう。
3.DeFiサービスに接続する
DeFiサービスとご自分のウォレットを接続しましょう。
接続できたら運用方法を選択し、資金を投入し運用開始です!
まったく同じ見た目の詐欺サイトなどがあるので、十分注意して接続しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
これから始める方には少々難しいところもあったかと思います。
しかし、昔はビットコインを購入するのも非常に難しい時代もありました。
今後インフラが整ってくると更に参入する人も多くなるでしょう。
その前に利用していることでトレンドに乗り、大きなリターンを得ることもできるでしょう。
是非、少額からでもチャレンジしてみてください(^^)