飯犯トラベラーズ 京都百合へし折り輪●快楽堕落編|壊されるのは処女じゃなく二人の関係
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「百合」と「寝取り・NTR」が同じ作品の説明欄に並んでる。
この二つが同居するとき、人の配置って一通りしかないんですよ。寝取られる側の相手は男じゃない。隣にいる、同じ制服を着た女の子です。
つまり壊されるのは処女性だけじゃない。もう一人との関係のほうです。しかもその相手は、同じ場所にいる。見てる。
- サークルSTUDIOふあん
- ページ数106
- 配信日2026-10-10
1100円
飯犯トラベラーズ 京都百合へし折り輪●快楽堕落編、立ち読みで追えるところまで
セツカとココノ。京都の女子高生二人です。
放課後に祇園をぶらついて、フラペチーノ的なのが飲みたいと言って、手を繋いで歩く。見つかったらどないしよ、なんて笑いながら。冒頭から完全に二人の世界なんですよ。キスしてる絵が一番最初に来ます。
ココノは学校をやめて舞妓さんになりたいと思ってる。でもセツカを思うと二の足を踏む。セツカのほうは、ココノ無しの人生なんて考えられないと思ってる。夢を応援したい、でも離れ離れは耐えられない。
で、河原で二人、その話をするんです。好きだ、邪魔はしたくない、なのにずっと困らせてる、と。抱き合って泣く。いつでも、いつまでも、と。ここだけ切り取ったら完全に純愛の百合漫画です。
同じ日の昼過ぎ、京都の街を喰い歩いてた男三人組と、この二人はすれ違ってるんですよ。そして橋の上から、河原にいる二人を見つける。見かけた可愛い女の子の姿形は全員覚えてますよ、と一人が言う。
立ち読みで読めるのはここまでです。この先、京の山の奥へ連れて行かれる。
犯られていない方の女の子が、どこにいるか
この手の本でいちばん警戒するのって、相手役の女の子が途中で画面から消えることなんですよ。百合が雰囲気の飾りで終わって、気づいたら一人だけ延々やられてる。そういう本、あります。
だからサンプルで真っ先に探しました。やられてない方がどこにいるか。
ちゃんと、いるんです。並んで座らされてる絵がある。片方が押さえ込まれてるコマの端に、もう片方の顔がある。ココノの身代わりをセツカが懇願する場面がある。私が全部しますから、ココノは逃して、と。
これなんですよ。この構図が成立してる時点で、二人は最後まで同じ画面に残るはずです。自分の番が終わるのを待つんじゃない。相手がどうなってるかを、ずっと見てないといけない。目を閉じても声は聞こえる。逃げ場がないというのは、たぶんそういう意味です。
そして怖いのは、この二人が河原で誓い合ったばかりだということ。いつでも、いつまでも、と言った数時間後です。その言葉が、山の中でどう効いてくるのか。
飯犯トラベラーズ 京都百合へし折り輪●快楽堕落編のサンプルを見て
一枚選ぶなら、ストローをくわえたセツカの顔です。
フラペチーノを両手で持って、上目で、ほんのり頬が赤い。まだ何も起きてない顔。この子、控えめな性格なんですよ。それが祇園でこの表情をしてる。眩しいとしか言いようがない。
で、この子がどうなるかを知った上でもう一回見ると、完全にやられます。そういう順番で効いてくる絵です。
二人の立ち姿もいい。白いシャツが胸で持ち上がって、青いチェックのスカートから伸びる太ももに、黒のハイソックス。ココノが腰に手を当てて堂々と立ってるのに対して、セツカは少し控えめな立ち方をしてる。性格が立ち方に出てるんです。鞄にマスコットをいっぱい付けてるのもセツカのほう。こういうところが可愛い。
あと、キスの絵が本当に綺麗です。冒頭の、横顔が重なるコマ。照れて目を伏せるコマ。ドキドキした、と言い合う小さいコマ。ここが丁寧だから、後半が効く。
そして山の中の絵は、トーンが変わります。制服が乱れて、汗が浮いて、見開きがピンクに染まる。セツカの目が丸く見開かれてるコマがあって、あの顔を見た時点でもう察しました。
博多、広島、沖縄、大阪と来て、京都で初めて二人組になった
この旅行シリーズ、これまでずっと「女の子一人が旅先で捕まる」話でした。
今回だけ違う。標的が、すでに成立している関係です。
これ、作る側から見ると面倒くささが跳ね上がるんですよ。壊すものを先に組み立てないといけない。だから冒頭に祇園のデートが丸ごと入ってる。キスして、手を繋いで、河原で泣いて、将来の話をする。全部、後で潰すための積み木です。
で、積み木が高いほど、崩れるときの音がでかい。読む側はそこで得をします。
このシリーズの既刊
初見でも大丈夫です。旅先が変わるだけで、話は毎回独立してます。今回に限っては、むしろこれが入口でいい。
手放しでは勧めない部分も書いておく
◎ ここが強い
- 冒頭の百合パートが本気で甘い。崩すための土台がちゃんと高い
- 相手の女の子が消えない。二人同時に追い込まれる構図
- 未経験の二人が、山の中で人数に囲まれるという状況の絶望感
- セツカの控えめな顔と、ココノの行動的な顔。性格の差が絵に出てる
△ ここは合わないかも
- 純粋な百合として楽しみたい人には、ただただ地獄
- 男性側に救いや魅力を求めると、そういう作りではない
- 二人分を106ページに収めるので、一人あたりの密度は分散するはず
- レビューがまだ少なく、他人の声に寄りかかれない
確認
同意のない行為を含む創作です。苦手な方は避けてください。好きな子が隣で犯られてる。自分も逃げられない。それでも身体のほうが先に答えを出してしまう。
この状況が見たくてここまで読んだなら、これです。他を探す必要はないと思います。
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