転校先の学校で女子生徒の性欲を解消する係になった話。|イかせる側に視線が固定される本
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抜く本には二種類あります。出す本と、イかせる本。
自分の中ではこれ、完全に別の棚です。前者は主人公が気持ちよくなるのを追いかける本。後者は、相手が先に崩れていくのを眺める本。
で、最近の悩みはこれなんですよ。ハーレム学園ものを何冊か買っても、前戯が三コマで終わって、気づいたら挿れてる。見たいのそこじゃないんだけどな、という読後感。
この本、立ち読みを見た限り後者の棚に見えます。
- サークルBlossomSphere
- ページ数60
- 配信日2026-10-14
990円
転校先の学校で女子生徒の性欲を解消する係になった話。のあらすじ
男の子が一人、校舎に転校してきます。ここまでは普通の話。
その学校には、女子生徒の性欲を解消するための委員会があるんですよ。廊下の端で誰かが誰かに抜かれてる。それが風景として成立している学校。転校してきた彼は、そのど真ん中を何も知らずに歩いてるわけです。
そして彼は、その手伝いをする係に任命されます。男女入れ替え日の当番、だそうで。机に座って話を聞かされた彼の顔がもう最高で、何を言われているのか理解できていない目をしてます。
最初の相手は、黒髪ロングの子。床に座って、ためらいもなく手を伸ばしてくる。本当ですか、と確認してくるその口調が妙に丁寧で、それがかえって怖い。この子たちにとっては、これが当たり前なんだという空気が一枚で伝わってきます。
そこから先は、呼び出される側の話になっていきます。一日のうちに何人と向き合うことになるのか。立ち読みを見る限り、一人では終わりそうにない。
これ、出す側じゃなくてイかされる側を見る本でしょ
タイトルをもう一度見てください。「解消する係」。つまり主人公は、自分がスッキリするために呼ばれてるんじゃないんですよ。相手を満足させるのが役目なんです。
ここが決定的に違う。視線の置き場所が、終始「女子の顔」に固定されるということです。
自分が追い詰められていく話じゃなくて、目の前の子が勝手に崩れていくのを見る話。クンニが前面に出てるのも、たぶんそういうことです。口を使う側に回るというのは、相手の顔を一番近くで見続けるということですから。
想像してみてください。制度だからという顔で呼び出してきた子が、始まって少しすると目がとろんとしてくる。自分から要望を言ってきたくせに、途中から言葉が途切れる。建前がもたなくなる瞬間が、たぶんこの本の一番おいしいところです。
しかもこの子たち、最初は余裕があるんですよ。ギャルのほうは明らかに手慣れていて、硬さも長さもいいなんて評価してくる。評価してる側が、評価できなくなっていく。その反転が60ページの中で何回も来るはずで、そこを期待して買う本だと思います。
転校先の学校で女子生徒の性欲を解消する係になった話。のサンプルで、まず男の口と手を探した
自分がサンプルで確かめたかったのはそこです。男の口と手が、どこにあるか。ここが仕事をしてない本は、結局出す本なので。
で、キャラ紹介のページで答えが出ました。陰キャの篠崎さん。好きなプレイのところに、ひたすらクンニ、と書いてある。これが建前じゃなく、ちゃんと本編の尺として配分されているなら当たりです。
そしてこの篠崎さんがいい。立ち絵、めちゃくちゃ自信なさそうに立ってるんですよ。前髪が目にかかってて、手は体の前で重ねて、膝も内向き。表情も薄い。なのに背景に敷かれたコマでは完全に顔が崩れてる。この落差を一枚で見せてくるページ構成が、もうズルいです。
もう一人、ギャルのヒナ。肩越しにこっちを見てくる立ち絵で、こっちは余裕たっぷりの顔をしてる。でも背景のコマでは、一緒にイこ、みたいなことを言ってる。余裕をなくしていく側に回ってるわけです。
個人的に一番やられたのは陸上部の後輩。汗を拭いてるカットなんですが、タンクトップの肩紐がずれてて、首筋が濡れてる。練習後の匂いの話をしながら顔を赤くしてる、あの一枚。短髪で日焼けしてて、運動部の体つきがちゃんと描き分けられてるのがうれしい。巨乳三人が並ぶだけの本じゃないんです。
60ページを三人で割るのか、もっと増えるのか
ここが唯一の不安要素です。
名前が出てるのが三人。単純に割れば一人20ページで、これなら前戯にも尺が取れる。でもサンプルの群像ページを見ると、他にも何人か混ざってるように見えるんですよ。二人同時なら時間も有効に使えます、なんてことも言われてる。
人数が増えればその分、一人あたりは短くなる。たくさん出てきてほしい気持ちと、一人をじっくりやってほしい気持ちが喧嘩します。
ただ、複数人まとめてのページがあるということは、乱れ方の比較ができるということでもあります。どの子が一番先に崩れるか。それを横並びで見せられるのは、ハーレムものの特権です。
作ってる側から見ると
イかせる役を主人公にすると、描くのがきつくなるんですよ。男が気持ちよくなる話なら勢いで押せますが、相手を崩していく話は、表情を何段階も描き分けないと成立しない。顔のバリエーションで逃げ場がなくなる題材です。
それをキャラ三人分、しかも性格を別々に振ってやろうとしている。手間の方向が正しい。読む側としては、そのぶん顔を見る楽しみが増えるという話です。
刺さる人と、たぶん違う人
◎ こういう人は買っていい
- 挿入までが早い本に飽きている
- 相手が先に崩れていく過程を見たい
- 陰キャとギャルと運動部、性格の違いで乱れ方が変わるのを見たい
- 口と手を使う側に回る主人公が好き
- 受け身の男主人公に抵抗がない
△ これは合わないかも
- 男が主導で責める展開が見たい人
- 一人のヒロインをじっくり追いたい人には人数が多い
- 抵抗されたり嫌がられたりが欲しい人には、全員乗り気すぎる
- アナルが苦手な人は該当ページを飛ばすことになる
- モザイクの面積は大きめ
出す本はもう十分持ってる。イかせる本が欲しい。そう思ってここまで来たなら、これです。
転校初日に押し付けられた係の一日が、どこまで保つのか。底なしの相手に向き合わされた男の顔を、見届けてください。
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