ヤリサーエロコスハロウィンに男は僕一人|全員別衣装の乱交は、なぜ崩れないのか
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乱交の絵を作ってると、必ずぶつかる事故があります。今この手は誰の手だ、この胸は誰の胸だ、という事故です。
人数が三人を超えたあたりから、肌色が画面を埋めて、髪型だけでは区別がつかなくなる。読んでる側も同じで、誰といい感じになってるのか分からなくなった瞬間に、スッと熱が引く。
だから全員に別の服を着せるというのは、ものすごく強い手なんですよ。この本、それを一夜のイベントまるごとでやってます。
- サークルぷるめたる
- ページ数106
- 配信日2026-10-31
1210円 1089円
ヤリサーエロコスハロウィン、立ち読みで分かるのはここまで
サークル恒例の催しがあるんです。参加者が部屋を順番に進んでいって、女の子をイカせられたら次の部屋へ。逆に自分が先に出してしまったら脱落。そういうルールの、一夜限りの遊び。
ところがハロウィンの街で浮かれた男子部員が全員まとめて警察に連れていかれまして。残った男が、平坂君ひとり。
で、彼には事情があります。少し前に五八嵐さんに告白して、はっきり断られてる。それが、今回このダンジョンを最後までクリアできたら付き合ってもいい、という話になっている。
つまり彼にとっては、この一夜が全部なんですよ。相手は八人。こっちは一人。全員をイカせないと、好きな人に手が届かない。
立ち読みで見えるのは、そこまで。開幕からもう押し倒されてるページがあって、いきなり詰んでるのが分かります。ここから106ページ、どう立て直すのか。本番は完全にこの先です。
別の服を着た八人が、脱がないまま迫ってくる
ナース、メイド、婦警、天使、チャイナ、猫耳、ボンデージ。全員が違う格好をしていて、しかも衣装を着たまま進む。これが効きます。
婦警の帽子が斜めになってるコマと、メイドのヘッドドレスが揺れてるコマが隣り合っていても、どっちが誰か一瞬で分かる。分かるから、冷めない。胸の形じゃなく、服で覚えられるんですよ。
そして力関係が最初から全部ひっくり返ってます。彼は攻める側のはずなのに、拙いから押し切られる。一人を相手にしてる間に、横からもう一人が来る。先輩が隙をうかがってる。逃げる場所がどこにもない。
挿れたら負ける、と分かってて、それでも誘われ続ける。この我慢の時間が長いほど、崩れた時の落差が大きくなるわけです。
ヤリサーエロコスハロウィンのサンプル、一枚選ぶならこれ
表紙の八人が夜の街を歩いてくる絵、あれだけでも相当なんですが、僕が止まったのは別です。
日和梨ちゃんの、目の焦点が合っていないコマ。口が半分開いて、汗で前髪が貼りついて、それでも誘ってくる顔をしてる。自分のほうが先に限界なのに、まだ勝とうとしてる顔なんですよ。あれは強い。
あと、三人が並んで胸を寄せてくるページ。全員まだ衣装の上半身だけずらしてる状態で、顔はにこにこしてる。やられてる側の視点で描かれてるから、こっちが追い詰められてる気分になります。
五八嵐さんの、指を頬に当てて小首をかしげるカット。あれが一番ずるい。付き合うかどうかの話をしていた相手が、その顔でこっちを見てる。断られた側としては、もう何も言えないでしょ。
合宿、僕の部屋、そしてハロウィン
このシリーズ、毎回「場所」で一冊書いてるんですよ。合宿先で一冊、自分の部屋がたまり場にされて一冊、そして今度は街とイベント。
94P、86P、そして今回106P。増えた二十ページが、八人分の衣装に使われてるのは間違いないと思います。一人ひとりに違う格好をさせて、それを着たまま動かすというのは、描く手間が単純に跳ね上がる作業なので。
作る側としては正直に言って、逃げ場のない題材です。手を抜いたら全員同じ顔の塊になる。そこを八人分やり切ってるなら、読む側は丸ごと得をするだけです。
このシリーズの既刊
1も2も読んでいない人が、3冊目から入っていいのか
いいです。立ち読みの冒頭で、ルールも、彼の立場も、告白した相手のことも全部説明されてました。初見を置いていく作りにはなっていません。
むしろ、既刊を知ってると「またこいつらか」という安心感が乗るぶん有利、くらいの話です。
◎ こういう人は買い
- 人数の多い絡みで、誰が誰だか分からなくなって冷めた経験がある
- 衣装を着崩したまま進むのが好き
- 男一人が大勢に押し切られる側の視点がいい
- イベント一夜で完結する密度が欲しい
- シリーズを知らなくても入れる本を探している
△ これは合わない
- 一対一をじっくり読みたい人には人数が多すぎる
- 主人公が終始押される側なので、支配したい気分の時には向かない
- コスプレ衣装そのものに興味がないと、売りの半分を取りこぼす
- 関係性をゆっくり作っていく話ではない
ハーレムものを何冊か買って、人数が増えた瞬間に画面が分からなくなって閉じた。そういう経験があるなら、これです。
八人が八人とも違う服を着て、違う攻め方をしてきて、それが最後まで見分けられる。男は一人。逃げ道もない。
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